ミクロの技術が
マクロの社会を創造する
「CaCO3」は地球固有の資源。
安全で加工性に富み、限りない可能性を秘めた「CaCO3」。
もしかしたら、炭酸カルシウムは地球から人類へ与えられた最大の遺産かもしれません。
それほど、私たちの身の回りへの炭酸カルシウムの応用はめざましいものがあります。
備北は、創業当時よりその重要性に着目して、高品質の炭酸カルシウムを生み出してきました。
より小さく、より軽く、より高性能に。
高分子化学やファインケミカルの発達にともない、
いま、よりきめ細かな高品質の炭酸カルシウムが求められています。
備北が追求してきた「ファインミクロンの世界」が真価を発揮する時代です。
ダイナミックに動くマクロの社会をミクロの技術が力強く支える。
備北は、ミクロの技術を通じて、新しい世紀の扉を開いていきます。
平滑性を増す。
紙の消費量は文化のバロメーター。情報化社会が進展する今、紙ほど私たちと深い関わりを持っているものはありません。新聞、書籍、OA用紙など、紙や印刷の用途はますます拡大しています。この製紙、印刷技術の発展を支えているのが炭酸カルシウムです。備北は、業界のニーズに素早く対応し、微妙な色彩、輝きのある白さを生み出す高品質の製紙用炭酸カルシウム顔料を開発してきました。備北独自のファインミクロンの炭酸カルシウムは美術用アート紙、コート紙をはじめ、きめ細かい平滑性が望まれる感熱紙、静電記録紙などの特殊紙、合成紙に欠かせないものです。また塗料・接着剤では、建築・道路用の溶剤塗料や水系塗料。自動車・電気・建材用のシーラント、コーキング材にも幅広く使われています。
高分子化学の発達は、日本の産業界の発達を側面的に支えてきました。なかでも、ゴム、プラスチック、樹脂の品質向上はここ数年で目覚ましいものがあります。備北はゴム、プラスチックの製品特性を損なうことなく、より高品質の製品を生み出していくための炭酸カルシウムを供給してきました。均質性と耐久性が要求され、現場での作業性も望まれる電線、パイプ、電気通信製品。強度、耐摩耗性が要求される床材、壁紙などの各種建材など。その用途はさまざまに広がっています。特にサブミクロンの炭酸カルシウムの用途として注目されているのは樹脂素材。紙おむつを代表例とした高品質の通気性フィルム、食品包装材、半導体など。備北が生み出す炭酸カルシウムは、先端化学に必要不可欠な素材となっています。
環境を守る。
健康を支える。
加工性を高める。
地球と人との共生。環境問題は最も重要なテーマです。人類の環境汚染は産業革命以後地球的規模の状況にあります。化石燃料を使い始めた時から、人類は地球を破壊してきました。今後地球をどう守っていくのか。これは地球に住む人の大きな課題です。化石に対抗できるのは化石、すなわち石灰石しかないをモットーに、環境保全にも備北の生み出した炭酸カルシウムが活躍しています。炭酸カルシウムの持つ排煙脱硫効果による空気の浄化。酸性化した土地に炭酸カルシウムを撒くことにより弱アルカリ化させ活性化させる土壌改良のための肥料・薬品、果物の果面保護剤など。地球が生み出した天然素材“炭酸カルシウム”が地球環境を守ることに大きく貢献しています。
カルシウムは体の構成成分として利用され、人間の成長、健康維持に重要な働きをします。疲れやすい体質、イライラ体質の改善、病気に対する抵抗力をつけるなど、生体機能の維持に大切な役割を持つ栄養素として注目を浴びています。また炭酸カルシウムとして制酸作用を有します。高品質を追求している備北の炭酸カルシウムは、日本薬局方規格、食品添加物公定書規格をクリア。健康を支える素材として幅広く利用されています。かまぼこ、ビスケット、麺などを代表例とする食品本来の風味や色を変えずに配合できるカルシウム強化剤。歯磨の研磨剤。胃腸薬などの制酸効果を持つ医薬品。輸出向け高純度カルシウム補助剤など。備北の炭酸カルシウムは、この分野で業界でトップの供給量を誇っています。
成分分析
岡山県新見市の唐櫃鉱山では、国内有数の良質な結晶質石灰石が採掘されます。高純度・高白色度の製品は、この優れた原料に裏付けされています。
粒度分析
平均粒子径が変わるだけで性質まで変化する炭酸カルシウムを高度な分級技術により、粗粒子の混入を完全に防止し、求められる要求にお応えしています。
標準品質物理試験
製品を選り分ける熟練の選別眼、そして厳格なチェック項目。製品の物理特性を細かく分析・管理する。ここに妥協の余地はありません。
有害物質等
人体や生活環境を脅かす各種の有害物質に関して、厳しさを増す規制をクリアした高純度炭酸カルシウム製品だけをご提供しています。